第5回ノベルジャパン大賞・総評

　当HJ文庫の創刊とともに始まった「ノベルジャパン大賞」も、節目となる第5回を迎えることができました。これもひとえに皆さまの支えあってのことだと思っております。本当にありがとうございました。
　さて、年々応募作が増加し、編集部としても嬉しい悲鳴を上げている当大賞ですが、今回は、第4回をさらに上回る、総数437作品もの応募を頂きました。多数の応募をいただけましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
　その応募作全体を見ても、文章力に関しては昨年以上の水準となっており、応募者のみなさんの熱意と努力を実感することができました。また作品テーマに関しても、この第5回はバラエティに富んでおり、審査員一同非常に楽しく読ませていただきました。 　最終選考においても、それぞれに異なった魅力を放つ粒ぞろいの作品たちが残り、その優劣の決定は、これまで以上に難航いたしました。その苦心惨憺した審査の結果、今回は大賞作「ナイトメア・オブ・ラプラス」を含む4作品を入賞、2作品を奨励賞として選出させて頂きました。
　 入賞4作品は、夏ごろには皆さまにお届けできると思いますので、ご期待ください。
　また、次回第6回の開催も決定いたしましたので、小説家を目指す皆さまには、ぜひとも奮って参加していただきたいと思っております。

2011年2月16日
HJ文庫編集部
編集長　宇田川芳彦

二次通過のみなさん【16作品】

※50音順、敬称略

一次通過のみなさん【53作品】

※50音順、敬称略