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HJ小説大賞2020最優秀賞発表

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灰原くんの強くて青春ニューゲーム

灰原くんの強くて青春ニューゲーム

著者/雨宮和希

高校デビューに失敗し、灰色の高校時代を経て大学4年となった青年・灰原夏希。社会人目前だった彼はある日突然、7年前――高校入学直前まで時を遡っていた!!
後悔しかなかった高校生活の「やり直し」の機会を得た夏希は、過去の経験を活かして見事クラスカースト最上位な美男美女6人グループの一員となることに成功!
しかもそこにはかつて片思いしていた美少女・陽花里の姿もあって……!?
無自覚ハイスペック青年が2度目の青春をリアルにやり直す、強くてニューゲーム学園ラブコメ!

総評・選評

2つの異なる方法で開かれた小説賞から受賞作が選ばれ、そこからさらに「大賞」が選ばれるという新方式を採用した「HJ小説大賞」。その第1回大賞受賞作を、ここに発表させていただきました。総応募数2878作品、受賞作品14作品の中から選び抜かれた作品ということになります。

HJ小説大賞2020前期・後期を通じて言えることは、応募者の小説を書く技術が確実に上がっているという事です。小説を書くフィールドも多岐に渡る現代において、書き手の数も増えているという状況で、切磋琢磨をしているという実感が湧いています。

そんな中、受賞作に選ばれた14作品は劣らぬ力作揃いでしたが、極めて高い文章力と現代のニーズを上手く捉えた同時代性を併せ持つ「灰原くんの強くて青春ニューゲーム(応募時タイトル:灰色少年の虹色青春計画)」を大賞とさせていただきました。編集部として胸を張ってお薦め出来る青春ストーリーが、これを機にさらに多くの読者の目に届くことを願っております。

受賞者コメント

初めまして、雨宮和希と申します。
この度は年間最優秀賞という栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。
選考に関わられたすべての方に、御礼申し上げます。

私は中学三年生まで、ほぼ小説を読んだことがありませんでした。小説を読み始めたきっかけは、朝読書の時間に友達がライトノベルを貸してくれたことです。イラストもあり、文章もとっつきやすいので読み漁るようになり、高校生の頃には自分でも物語を考えるようになりました。当時はまさか自分が作家として活動し、このような賞をいただけるようになるとは、思ってもいませんでした。本当に光栄に思っております。

私は、面白い物語が好きです。
この賞に相応しい物語を作っていきたいと思います。貴方の心に届くように。

お祝いイラスト

お祝いイラスト

イラストレーター 吟さんからいただきました!

前期・後期の結果発表ページ