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第4回HJ小説大賞最優秀賞発表

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隻眼錬金剣士のやり直し奇譚

隻眼錬金剣士のやり直し奇譚

片目を奪われて廃業間際だと思われた奇人が全てを凌駕するまで

著者/黒頭白尾

突如として地球にダンジョンが出現して5年。
最初期からダンジョン攻略に挑み将来を期待されていた凄腕の探索者・八代夜一は、試練の魔物というイレギュラーに襲われ、チームメンバーを助ける代わりに片目の視力を奪われて隻眼となってしまう。
結果として、落ちこぼれ探索者の烙印を受けてしまった夜一だったが、本人は探索者として生きる道を全く諦めていなかった!
「俺は何があろうと探索者を辞める気はない。負けっぱなしで終わる気はもっとない」
夜一が選んだのは、失った戦闘力を様々なダンジョン産アイテムの活用で埋めて戦う新たな戦闘スタイルで!?
果たして夜一は試練の魔物との再戦でその真価を魅せる――

隻眼となり戦えないと思われた男が諦めぬ果てに手にした力は錬金剣士! 
唯一無二の力で最底辺から逆襲するダンジョン無双ファンタジー!

イラスト/桑島黎音

総評・選評

3つの異なる方法で開かれた小説賞から受賞作が選ばれ、そこからさらに「年間最優秀賞」が選ばれる「HJ小説大賞」。
今回は、『隻眼錬金剣士のやり直し奇譚-片目を奪われて廃業間際だと思われた奇人が全てを凌駕するまで-』を年間最優秀賞として選出させていただきました。

総応募数3,715作品、受賞作品11作品の中から選び抜かれた作品ということになります。

第4回HJ小説大賞全体を通して審査をしてまいりましたが、以前と比べて新しいジャンルの隆盛と、より世情を反映した作品が増えたことを強く実感いたしました。

そんな中、受賞作に選ばれた11作品は劣らぬ力作揃いでしたが、時流を捉えつつも古来より不変の熱さを盛り込むストーリーを、その高い文章力で読みやすく演出していた『隻眼錬金剣士のやり直し奇譚-片目を奪われて廃業間際だと思われた奇人が全てを凌駕するまで-』を年間最優秀賞とさせていただきました。
編集部として胸を張ってお薦め出来るバトルファンタジーが、これを機にさらに多くの読者の目に届くことを願っております。

受賞者コメント

皆さま、初めまして。
黒頭白尾と申します。

この度は、第4回HJ小説大賞最優秀賞という輝かしい賞を頂戴し誠に光栄に思います。

今よりずっと前、子供時代の私は漫画以外の本を手に取らないような性格でした。
そんな私がライトノベルという存在を知って興味を持ったのは、二つ上の兄の影響に依るものです。

貸してもらった本の華麗なイラストに興味を惹かれ、試しに読んでみたら面白くてド嵌り。
そんな私がいつしか自分でもこんな面白い話を作ってみたいと思うようになり、実際に自分でも小説を書き始めることとなりました。

それから十年以上。 一度は自分には才能がないと筆を折りかけたこともある私ですが、それでも諦め切れずに挑戦し続けた結果、こうして望外の夢を叶えることができました。

光栄な限りですし、本当にありがたいと感じています。

まだまだ未熟な私ですが、選んでいただいた方々の期待に応えられるよう、そして私の作品を読んで私と同じような気持ちを抱いてもらえるような人が現れるように。これからも精一杯頑努力をして参ります。

本当にありがとうございました。

お祝いイラスト

お祝いイラスト

イラストレーター 桑島黎音さんからいただきました!

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